療育園って何をするところ?保育園との違いとは?

子どもに障害がある、またはグレーゾーンとなった時に保育園や幼稚園、こども園などに通うか悩まれる方が多くいらっしゃるかと思います。そんな方に1つの選択肢として「療育園」に通うというものがあります。今回はこの療育園について、また通うことのメリットやデメリットなどをご紹介していきます。

「療育園」とは?

療育園と聞くと保育園などと違いはないのでは?と感じるかもしれませんが、保育園などの先生は「保育のプロであっても療育のプロではない」方が多いです。もちろん勉強熱心で発達障害に詳しい先生や、療育などに詳しい先生も増え始めていますが全員がそうとは限りません。

一方、療育園は子どもの発達支援を行う施設のため、先生にも知識や理解がある方が多くいらっしゃいます。そのため支援の幅が広く子どもが受け入れてもらいやすく、子ども1人1人の特性に合わせた療育を行ってもらうことができる施設となっています。また、先生の人数自体が多いところもあり、子ども1人1人を見守りやすい環境でもあります。

そのため、何か問題やトラブルがあっても対処してもらいやすくとても手厚い支援が期待できます。親御さんとしてはかなり安心してお子さんをお任せできるのではないでしょうか?

また、療育園と保育園や幼稚園を並行通園してる方もいらっしゃいます。療育園に通いながら子どもの発達が進み、最終的に保育園などに通園される方もいれば、小学校に入学するまで療育園に通園される方もいらっしゃいます。

療育園に通うためには?

基本的には「受給者証」が必要になります。その他では医師の診断書や意見書などを必要とする施設もあります。「療育手帳」とは別物なのでご注意ください。

また、通える年齢や障害の度合いは施設によって大きく異なります。未就学児を中心とした母子通園の施設もあれば、保育園や幼稚園などと並行通園する施設、小学校以上の子が通う施設や、18歳以上を対象としている施設もありますし、重度の障害を持つ方が通う施設など様々な施設があります。ですので、施設の概要を確認し、お子さんに合った支援を受けられるように通う施設を選ぶようにしましょう。

療育園に通うメリット

療育園に通うことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。ですが、療育園に通うメリットもあります。いくつかメリットをご紹介します。

  • 子ども1人1人の特性に合わせた療育や支援が受けられる
  • 子どものことについて相談などがしやすい
  • 障がい児を持つ親御さんとの繋がりが出来る
  • 勉強会が開かれる所もあり、障害に対しての理解を深められる
  • 療育関係の情報が入ってきやすい 等

療育園に通うメリットはお子さんにも親御さんにもあります。子どもの特性に合わせた療育を受けられることで自己肯定感が下がりづらい環境です。また、他の子どもと比べられることがなく、注意や叱責をされることも少ない点も良いポイントでしょう。

たくさんのことを経験して、できたという経験を積み重ねることができます。その最中に先生や周りの方が子どものことをたくさん誉めてくれるため、子どもの自己肯定感を高めるきっかけになります。また、たくさんの経験をするため、何ができないのか、何が苦手なのかという発見をしていくことができます。

勉強会が行われる施設では、障害や療育などを学ぶことができるため、理解を深めることができます。そして、障がい児を持つ親御さんとの繋がりもできるので、そこで相談をすることができたり、悩みへの解決策を聞くこともできます。

障がい児を持つ親御さんはストレスやプレッシャーを抱え込んでしまい、親御さんから笑顔が消えて限界がきてしまうことがあります。そのような環境では、分かっているはずなのに感情が昂ってお子さんを怒鳴りつけてしまい後悔する。そしてまたストレスや悩みが重なって・・・と負のループに入ってしまいます。そうならないためにも、同じ障がい児を持つ親御さんとの繋がりができやすい療育園を選択するのも良い選択肢になるのではないでしょうか?

また、小学校に進学する時にデメリットになるのではないかと感じる方もいますが、そんなことはありません。療育園を卒園後、小学校に通われてる方もいらっしゃいます。

療育園に通うデメリット

次に療育園に通うことのデメリットをご紹介します。子どもによってはメリットにもデメリットにもなり得る項目もあります。

  • 住んでいる場所によっては療育園が無い可能性がある
  • 希望者が多く必ず入園できるとは限らない
  • 健常児との交流が少ない(※メリットにもデメリットにもなり得る)

療育園の数はとても多いとは言えないため、通いたくても住んでいる近くに無い、あっても希望者がとても多くて入園できない可能性があります。中には1時間以上かけて療育園へ通う方もいらっしゃいます。

また、健常児との交流が少ないのはメリットにもデメリットにもなります。療育園は先生と子どもの一対一といった「大人と子ども」のコミュニケーションが多くなりがちなため、子ども同士のコミュニケーションが少なくなります。他者から受ける刺激が少ないほうが落ち着くのでメリットと受け取る方がいます。逆に刺激が少なくて物足りない、他の子どもの真似をして出来ることが増えることが無くてデメリットと感じる方もいます。

絶対的な正解は無い

子どもが療育園に通うのか、保育園や幼稚園などに通うのはこちらが正解!と言い切れることはありません。担当医や専門家に相談しながら意見を聞いて、子どもの様子を見てどちらに行くかを決めましょう。どちらに通ったとしても、子どもが楽しく通園できて成長しているのならば、それはとても良いことです。

お子さんと親御さんの両方が笑顔で過ごせるような環境を選ぶようにしましょう。

療育は自宅でも行える

療育園や療育施設に通うと、療育を任せて自宅では何もしないというケースがあります。ですが、療育は自宅でも行うことができます。難しく感じるかもしれませんが、療育園などで行っている療育を教えてもらって自宅で実践する、専門の書籍を読んでみる、発達支援の資格を勉強して実践してみるなど様々な方法があります。

発達支援の資格を学ぶことで実践することができますが、実践までいかなくても知識を学び理解を深めることはとても大切なことになります。発達支援の資格について人気な資格やどんな内容が学べるかなどを紹介した記事を書いています。よろしければ以下のリンクからご覧ください。

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児童発達支援士とユーキャンの子ども発達障がい支援アドバイザー資格を比較

【まとめ】療育園って何をするところ?保育園との違いとは?

ここまで療育園について、また通うことのメリットやデメリットなどをご紹介してきました。

絶対に療育園に通わなければいけない、保育園に通わなければ小学校に進学することができないといったことはありません。大切なのは障害を持つお子さんや、その親御さんが笑顔で毎日を過ごしていけることです。

毎日を過ごしていく上で少しずつ発達が進み、子どもが成長していくことでしょう。

一度決めた施設が合わない場合でも他の療育園を始めとした施設や、保育園や幼稚園に移動することもできます。焦って決断を早めるのではなく、担当医や専門家などに相談をしながら決めていきましょう。

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