児童発達支援士の資格の取り方は?独学も可能?

今話題の発達障がい児支援の資格「児童発達支援士」は独学でも取得できるのでしょうか?この記事では、児童発達支援士の資格の取得方法についてまとめていきます。

児童発達支援士は受講しなければ受験できない

まず児童発達支援士資格について知っておかなければいけない重要なことがあります。

それは「児童発達支援士は講座に申し込まないと資格は取得できない」という事です。つまり、自分には発達障害に関する知識があるからといって試験だけいきなり受けて資格を取得するという事は出来ないという事です。こういった民間資格の場合は多くがこのようになっているため、「当たり前でしょ」と思う方もいるかもしれませんが、中には「なぜ!?お金儲けが目的じゃん」と思われる方もいるでしょう。

私個人としてはこういった仕組みになることはある意味当たり前というか、致し方ないのではないかと思っています。なぜかというと、資格を認定している団体も財源がなければ活動していくことは不可能だからです。認定資格を作るにあたってそんなに簡単に作っているわけではないでしょう。内容を考え、精査して、裏付けをとる。それをテキスト化したり、動画化したりする。言葉にすると簡単かもしれませんが、ここまでの労力を考えると相当なものではないでしょうか。1カ月で作れるようなものでは決してなく、数年かけて作っていくものだと言えます。その間にもスタッフの人件費や地代家賃などがかかってきます。また試験を受けるにあたり、試験問題を作ったり、試験を受ける仕組みを作ったり、認定証を作ったりということも必要になります。そうなると試験料の数千円だけで運営していくということは出来ないだろうなーと感じます。

ちょっと私個人の考えが長くなってしまいましたが、とにかく児童発達支援士は受講をしないと試験を受けることはできない!このことを押さえておきましょう!

また、稀にメルカリやラクマなどのフリマアプリで児童発達支援士の教材が出品されていることがありますが、あちらは協会の規約違反出品のようですのでご注意ください。児童発達支援士のHPに下記のような注意書きがありました。

当協会では、オークションやフリマアプリ等を経由しての販売は一切行っておりません。 オークションやフリマアプリ等で当協会の教材を販売することは不正行為に該当するためご注意ください。また受講者様本人以外に対して受験資格の付与は行っておりませんので、中古品を購入されても資格を取得することはできません。

皆様に気持ちよく受講していただけるよう、今後も努めてまいります。

https://ninkyou.jp/hattatu-license/より引用

この文章を読むと、もしフリマアプリ等で出品されている中古品を購入しても「受験資格は付与されない」という事のようです。この点には十分注意しましょう。

児童発達支援士の詳細

児童発達支援士の詳細につきましては下記のサイトをご覧頂くと分かりやすいと思います。下記サイトは児童発達支援士を認定する一般社団法人 人間力認定協会の理事長が運営するブログサイトとなっています。そのため正確な情報を収集することができると思います。

外部サイト
【徹底解説】児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター資格

児童発達支援士が日本の資格・検定AWARDS2022にて1位獲得!

独学とは?

次によく言われる「独学でもいけますか?」ということですが、「独学」という言葉は何を指しているのでしょうか?恐らく私が想像するに次の2つの意味合いがあり、人によってとらえ方が異なっているかなと思います。

  1. 受講せず試験だけ受けられるか?
  2. 自分一人で勉強するだけで大丈夫か?(学校に通わなくてもいいか)

推測ですが、この2つの意味がまじりあっていると思うので、切り分けて解説をしていきます。

1つ目に関しては、先ほどもお伝えした通り「試験だけ受けることはNG」ですので、この意味の「独学は無理」という事になります。

2つ目に関しては、そもそも学校などで児童発達支援士の勉強ができる場所はありませんので、自宅で一人で学習をして試験を受けることになります。そういった意味で言うと「独学は可能」という事になります。児童発達支援士は平均学習時間が20時間程度と言われているため、そこまで難しいものではありません。そのため誰かから講義を受けるという必要もないでしょう。テキストや付属のDVDをしっかりと確認すれば合格できる資格だと言えます。

児童発達支援士の資格の取り方

ここまでの情報をまとめると児童発達支援士の資格の取り方がわかるかと思います。

  1. 資格を取得するためには受講申し込みをしなければならい
  2. 学校に行ったり講義を受ける必要はなく、教材を自宅学習するのみ

以上となります。案外シンプルなものですね。このルールは児童発達支援士だけでなく、同じく一般社団法人 人間力認定協会が認定する発達障害コミュニケーションサポーターという資格でも同様となります。児童発達支援士を取得する際には、まず専用サイトからお申し込みをしましょう。また受講するための資格は特に設けられていません。そのため年齢・経歴・学歴・保有資格などの条件はありません。

児童発達支援士

児童発達支援士のお申込みはこちらから。発達障がい児支援の資格として人気が高く、累計受講者数も圧倒的と話題の児童発達支援士…

また人間力認定協会の資格には「SSTスペシャリスト」という資格もあります。こちらの資格だけは、受講資格が明確に定められているようです。詳細は下記の記事でまとめてありますのでご確認ください。

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お申込みから試験までの流れは以下のようになっています。

  1. クレカまたは銀行振込にて支払い
  2. 教材が自宅に届く
  3. 学習の手引きに記載のある順序で学習をする
  4. 試験申込をする
  5. オンライン試験を自宅にて受ける

大まかにいうとこのような流れとなっています。全てスルスル―と進んでいきますので、パソコンやスマホが普通に操作できる方であれば、何ら問題なく申し込みから試験まですすめるでしょう。

【まとめ】児童発達支援士の資格の取り方は?独学も可能?

以上で今回の記事は終わりとなります。発達障がい支援関連の資格は勢いがあり、今後も受講者がどんどん増えていくと思われます。その中でも児童発達支援士は受講者が最も多いため、就職などにも役立つと言われています。このサイトでは他の資格との比較をしている記事もありますので、そちらも是非ご覧ください。

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