発達障害児支援の人気資格3つを累計受講者数で徹底比較!

こんにちは、今回は発達障害児支援の人気資格である「児童発達支援士」「発達障害児支援士」「発達障害学習支援サポーター」の3つの資格を累計受講者数の面から比較をしていきたいと思います。恐らく受講者数を明確に紹介している記事は見たことがないので、この記事が初?かなと思います。受講者数が多いかどうかは、資格を選ぶうえでも重要ですよね!では一緒に確認していきましょう!

3つの資格の基本情報

まずは3つの資格の基本情報を簡単に紹介していきます。

児童発達支援士

  • 認定団体:一般社団法人 人間力認定協会
  • 認定開始:2020年12月
  • 受講料金:37,400円(割引適用価格)
  • 学習形式:テキスト+ワーク+動画
  • 平均期間:1、2カ月
  • 試験形態:自宅でオンライン試験
  • 資格更新:不要

児童発達支援士|公式サイト

発達障害児支援士

  • 認定団体:日本発達障害支援協議会(四谷学院)
  • 認定開始:2019年12月
  • 受講料金:109,780円
  • 学習形態:動画+学習シート
  • 平均期間:5、6か月
  • 試験形態:自宅でオンライン試験
  • 資格更新:不要

発達障害児支援士|公式サイト

発達障害学習支援サポーター

  • 認定団体:一般社団法人子ども・青少年育成支援協会
  • 認定開始:2016年
  • 受講料金:29,700円
  • 学習形態:テキスト+動画
  • 平均期間:1、2カ月
  • 試験形態:試験会場にてオンライン試験
  • 資格更新:1年ごと更新(7,000円)

発達障害学習支援サポーター|公式サイト


以上が3つの資格の基本情報となります。ここまで見ただけでもそれぞれの特色が見えてくるでしょう。児童発達支援士と発達障害児支援士は別途かかる費用が試験料のみで明瞭会計といった感じがしますが、発達障害学習支援サポーターは、資格を取得するために2つの基礎講習を受ける必要があるようです。そちらがおおよそ1万円程度。(但し特定の資格を取得していることで免除制度あり)

また児童発達支援士と発達障害学習支援サポーターは、ボリュームや金額が比較的気軽だと言えますが、発達障害児支援士はかなり本格的だという事もわかります。以前下記の記事でも紹介しましたが、児童発達支援士は「初心者・中級者向け資格」、発達障害児支援士は「上級者向け資格」という位置づけになりそうです。

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児童発達支援士と発達障害児支援士資格を徹底比較

最近はこれら3つの資格に加えユーキャンから販売されている「子ども発達障がい支援アドバイザー」資格も人気があるようです。ただし、レベルは入門的な内容に設定されているようなので、対象者は限られてくるのかなと思います。詳細は、下記の記事でまとめておりますので是非ご覧下さい。

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児童発達支援士とユーキャンの子ども発達障がい支援アドバイザー資格を比較

各資格の累計受講者数

それでは本題に入りましょう。2021年7月に調査をした際の累計の受講者数を多い順に紹介していきます。

  1. 児童発達支援士(3,700名)
  2. 発達障害学習支援サポーター(1,300名)
  3. 発達障害児支援士(1,000名)

このような結果となりました。この数字はすべての団体に問い合わせをして確認した数字ですのでほぼ間違いない数字です。2023年にも人数を確認したのですが、明確な回答があったのは児童発達支援士のみでした。2023年11月現在、児童発達支援士はなんと1万9千名にまで受講者が伸びていました。その他の団体は把握できていませんが、恐らく圧倒的に児童発達支援士の受講者数が多いと言えるでしょう。

さらに、先ほど紹介した受講者数の数字だけ見ると上記の順番となりますが、認定開始の年が異なりますので、上記の累計受講者数を認定期間で割り、1カ月当たりの受講者数に変えてみたいと思います。その結果は下記の通りです。

  1. 児童発達支援士(3,700名÷7か月=529名/月)
  2. 発達障害児支援士(1,000名÷19か月=53名/月)
  3. 発達障害学習支援サポーター(1,300名÷50か月=26名/月)

驚きました!1位の児童発達支援士が2位の発達障害児支援士に10倍の差をつけているんですね。確かに発達障害児支援士は価格も高くハードルが高いのでこういう結果になったと思いますが、これほど差があるとは思いませんでした。

通常であれば新しい資格というのは、認知度が低いから就転職で活用できないという話がありますが、この累計人数を見る限り、就転職で最も効果が高いといえるのは「児童発達支援士」かもしれませんね。受講者数がこれだけいれば、放課後デイや療育施設で働いている方も受講しているはずですし、面接をされている方としても、「最近よく児童発達支援士を持った人が受けに来るな」と認識されるからです。就転職でその資格が活きるかどうかは、知られているかどうかがもっとも大事だと思います。

新しい情報が学べるかどうか

更に資格を選ぶ際に重要なポイントとして、新しい情報が盛り込まれているかどうかもチェックしたいところです。ここで紹介している資格は、どの資格も比較的新しい資格であるためそこまで問題はないと思いますが、資格を一度作ったらもうそれっきりという団体も多いため改善改良がなされているかというのは重要なポイントだと思います。

児童発達支援士は、改善改良が頻繁にされていると感じています。理事長さんが書いているブログでもそのことが少し書かれていたのでご紹介しますね。

外部リンク
理事長ブログ|資格の改善改良を常に行っています!

実際に、児童発達支援士の教材のひとつである「試験対策動画」はリニューアルされたと連絡がありました。確かにこれまでの試験対策動画は凄い!というものではなかったので、私も改善したほうがいいんじゃないの?と少し思っていました。そんな時にお知らせが来たのです。動画を確認すると、もう雲泥の差がありましたね(笑)

また定期的に会員さん同士の交流の場を設けるようになったようで、活動が活発だなという印象です。

他の2つの資格は私自身が取得したわけではないので、そこまで詳細をお伝えすることは出来ないのですが、WEBページを見る限りあまり更新はされていないように見受けられます。確かに月に数十名の申し込みしかないのであれば、そこに複数のスタッフを用意したり時間を割くという事は出来ないのかもしれません。

受講者=発達障害で困っている人

これだけ受講者がいることに正直驚きました。もっとニッチな世界なのかと思っていたからです。でも発達障害支援の資格がこれだけ広まっているという事は、それだけ困っている人が増えている証拠でもあると言えます。発達障害児を育てている保護者、保育士さん、療育施設の方、教員の方などが主な受講者だと思われますが、皆さん本当に素晴らしいですね。

子供の未来を明るくするために、自己投資をして学ぶ。自らのためよりも子供のためを思って自分の時間を割くことはとても尊いことだと感じます。このブログサイトにも毎日多くの方が来て下さり感謝しています!何かしら役に立てればと思いますので、こういう記事を書いて欲しいという要望がありましたら、問い合わせからご連絡ください。私も親として子供の未来を明るくしたいという思いは一緒ですから。

【まとめ】発達障害児支援の人気資格3つを累計受講者数で徹底比較!

いかがだったでしょうか?今回の受講者数を見ることで、どの資格が本当に人気があるのかな?という事が分ったでしょう。人気があるには何かしらの理由があります。そのため満足できる可能性も一番高いと言えるかもしれませんね。勿論それぞれの資格で特色が異なりますから、しっかりと資料請求などをして問い合わせをしたほうがいいですよ。

今回累計受講者数を知るために、私も各団体に問い合わせしましたが、どの団体も24時間以内に丁寧な返事を頂けました。違和感を覚えるような対応は全くありませんでしたので、どの団体でも失敗はないのかな?と思います。

これからも皆様にとって有益な情報を配信していきますので応援よろしくお願いします!

外部リンク
発達障害児支援の人気資格|児童発達支援士公式サイト