発達障害・ADHDでお悩みの方にお勧めの児童発達支援士資格とは

今回は、発達支援の資格として人気のある「児童発達支援士」について紹介をしていきたいと思います。大まかにいえば、発達障害(ADHD・自閉症・学習障害等を含む)をもつ子供を支援・サポートするために役立つ資格となります。発達障害児の対応に追われる保護者や教育・介護関係者に役に立つ資格と言えるでしょう。では、児童発達支援士の詳細を見ていきましょう。

児童発達支援士資格の基本情報

まず児童発達支援士資格の基本情報から見ていきましょう。ここで紹介させていただいている情報はすべて児童発達支援士の公式サイトから引用したものです。

資格名称:児童発達支援士
資格種別:民間資格
認定団体:一般社団法人 人間力認定協会
受験資格:特になし
学習目安:15時間~30時間程度
受講料金:37,400円(税込)※←割引価格
試験料金:4,070円(税込)
試験方法:オンライン試験
支払方法:クレカ・銀行振込

資格は国家資格と民間資格の2種類に大別されますが、こちらは一般社団法人 人間力認定協会が認定している民間資格となります。と言っても「じゃあ価値がないな」と判断されないようにしてください。発達障害児の専用の国家資格というもの自体がございませんので、どれも民間資格となります。

民間資格と国家資格の違いを私なりに解釈すると、国家資格は国が判断しているため、どの資格も質やボリュームが適切である。そのため特定の業種につくための必須資格として認定しやすいという側面です。いっぽう民間資格の場合は、企業や協会であれば比較的容易に資格が作成できるため、雑多になりやすいと言う事。質が物凄く良い資格もあればその反対もと言った具合です。そのため特定の業種で「この民間資格が必須となっている」ということはほとんどないでしょう。

民間資格の取得を検討するときには、質が良いかどうかを見極める必要があります。この記事はその一助になればと思い書いていますので、是非参考になさってください。

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【2022年版】発達障害児支援に関するお勧めの資格3選!

児童発達支援士資格で学べる内容

児童発達支援士では下記のような学習範囲となっています。

  1. 発達障害の特性を知る
  2. 発達障害ごとの対応方法を知る
  3. 5つの覚えるべき躾(しつけ)
  4. 子供のやる気を引きだすためのアプローチ法
  5. 子供のコミュ力を伸ばすトレーニング方法
  6. 社会で活躍できる子供にするために

このような内容となっています。

私は今までたくさんの資格を取得し、情報をまとめてきているのですが、この資格は他の発達障害関連の資格とは全く異なると感じました。他の発達障害関連の資格は、いわゆる医学的に「発達障害は〇〇という特性があるから、○○法をやる療育方法がよいでしょう」というものが内容の9割を占めていることがほとんどです。

しかし児童発達支援士資格は、発達障害に関する知識やアプローチは全体の半分程度にとどめており、それ以外は発達障害児ではない子どもでも同様に活かせる内容となっています。これをプラスととるかマイナスととるかは人によると思いますが、私はプラスと捉えました。その理由は、児童発達支援士資格を認定している一般社団法人 人間力認定協会の理念にあります。

発達障害に関する知識以外の勉強をするのはなぜですか?

これは私どもの理念でもあるのですが、発達障害児を発達障害者として見るのではなく、ひとりの人間としてみます。もっと大きく言えば、人間を動物としてみます。このように大きな枠で見ていくことで根本的な解決が出来るものなのです。例えば、発達障害のことだけに焦点を当てるのは、風邪薬を飲むのと同じようなこと。対して人間や動物として見ていくことは、風邪を根本から直すため生活習慣を見直すようなことなのです。つまりこうすことが一番の近道なのです。

https://ninkyou.jp/hattatu-license/situmon.htmlより引用

なるほどなと感じましたし、これこそが本当の意味での発達障害児に対する支援方法ではないかと思いました。「発達障害児」というレッテルを思いっきり貼ったうえで対応するのではなく、ひとりの人間として同等に扱う姿勢というものをこの一文から感じました。

協会のHPで紹介されている理念を読むと、どのような思いで活動しているか見えてきました。少し長いですが、ご覧いただくといたく納得できると思いますので紹介します。

28年にわたる教室運営を通して、多くの子どもたちと親御さん、教育者の方々に接して参りました。

そこで目にしたのは他者と比較することで自分に自信が持てない子どもたち、我が子の将来に不安を抱くご両親や保護者、国の教育方針と現場の“ずれ”に悩む教育関係者の方々の存在でした。そのような問題の解決に、少しでもお役に立てればという思いで当協会を設立するに至りました。

現在取り組んでいるのは“発達障がい”の療育と支援法です。“発達障がい”を障害にするのではなく、かけがえのない個性と能力に変えていかなくてはいけません。そのために必要なことは、その子にあった支援をすることと、社会の理解です。

私たちは“理解は支援の第一歩”をスローガンに、非認知能力の普及、療育、支援法の研究開発、それらの情報提供により、皆様の“幸せな人生”の応援団になりたいと考えています。

今後とも皆様のご理解、ご支援をよろしくお願い致します。

https://ninkyou.jp/about/

理事長ブログを読んでいただくとさらに協会の想いや考え方が色濃く出ていて勉強になると思います。

外部リンク
一般社団法人 人間力認定協会 理事長ブログ

児童発達支援士資格のエビデンスは?

このような素敵な思いで活動されていても、この資格の内容がまったくエビデンスのないでたらめでは当然困ります。しかしこの点も安心してよさそうです。

児童発達支援士資格は、アメリカシカゴの大学で脳科学者兼医学博士として研究をされている方にプログラムを見て頂いたということが書かれておりました。さらに、習い事教室や放課後デイ施設に児童発達支援士で紹介しているアプローチ法を使ってもらい、3万人以上の方に試行実験をしたということです。そこでの効果を自分たちでも体感したうえで、形(資格)にされたということ。実は、マナカルもこの試行実験を行っておりました。私もその思考実験を体験をした一人なのですが、心理学アプローチが多数あり、子どもの変化を肌で感じることができました。更に思ったのは、新人研修にも使えて子どもだけでなく大人の研修にも役立つと感じました。

ちなみに今さらですが、エビデンスというのは根拠という意味です。最近よく耳にする言葉のひとつなので使ってみましたが、わかりにくくなってしまったかもしれませんね。

参考記事
児童発達支援士と発達障害児支援士資格を徹底比較

児童発達支援士資格の口コミ・評判は?

では次に、児童発達支援士資格を受講された方の口コミ・評判を見てみましょう。ひとことでいえばとても良い評判ばかりでした。先ほどのエビデンスも嘘ではなかったと言う事でしょう。

児童発達支援士の口コミ

30代 女性
本当に勉強してよかったと思います。私は資格としては必要ないのですが、自分の子供への接し方に悩んでいたため申し込みをしました。この資格の特徴は「すぐに実践できることばかり」と言う事だと思います。専門用語が少ないので取り組みやすいとも思いました。


30代 女性
多動性を持つ息子は、毎日毎日友達間でのトラブルを引き起こしていて、もう辛くてたまりませんでした。そんな時WEBサイトを見て知った児童発達支援士の資格。何もしないといつまでたってもこのままか、、、、と思い受講しました。ケーススタディが多数あるため、「あ、これうちの子供がこの間体験した場面とそっくり!」というものがあり役に立ちました。学識ばかり高くなるのではなく、実用的で良かったです。


40代 女性
ふたりの息子が二人とも発達障害を持っています。一人は不登校になっていたため本当にお先真っ暗という気持ちで毎日辛かったです。発達障害の悩みってあまり周りには理解してもらえないので本当につらいです。資格の学習を通じて「これで良かったんだ!」とか「これがいけなかったのかも」と日々の行動の答え合わせをしているような感覚になり前進している気がします。まだまだ子育ては大変ですが取得してよかったです。


40代 女性
受講も試験も自宅で全て完結するという点が嬉しかったです!隙間時間にちょっとずつ勉強をしましたが1か月程度で取得できました!子育てだけになると気持ちが暗くなりがちですが、「資格を取るぞ」と頑張っている時は自然と子育ても楽しく出来ていたような気がします。子供以外の何かに集中することも大切だなと感じました!


50代 女性
子どもの発達支援だけでなく、これからの生き方の参考になりました。ありがとうございました。

以上です。このような形の口コミが他にも多くありました。その中で皆さん言われているのが「実用的」「気軽に受講できる」「こどもへの接し方が変わった」「気持ちが楽になった」というものです。特に最後の「気持ちが楽になった」というのは特徴的だと感じます。この資格では「こうしましょう」「これはダメです」というような強要はあまりなく、保護者の気持ちを軽くさせるための基本的な「考え方」の部分から紹介されています。そのため、勉強を前向きに継続させてくれるような効果も高いと感じています。

マイナスの口コミはほとんど確認できなかったのですが、唯一あったのは「ボリュームがもう少し欲しい」といったものでした。クオリティ面では全く見当たらないため質は非常に良いと言えるでしょう。

メディアでも紹介されている児童発達支援士

さらにこの資格はオンライン大手の口コミサイトや資格まとめサイトでたびたび取り上げられています。ツイッターでも話題になったくらいなので、メディア掲載も結構見受けられました。この辺りも実態が伴っているひとつの保障というか目安になるのではないでしょうか。下記に3つほどメディア掲載情報をあげさせていただきます。

外部リンク
資格広場 児童発達支援士になるには?メリットや取得方法を徹底分析

外部リンク
主婦資格ナビ 子育てママ必見!子どもとの時間を大切に過ごすコツ 

外部リンク

日本の検定・資格 児童発達支援士

外部リンク
児童発達支援士資格って?発達障害児支援の代表的資格を解説!

外部リンク
資格キング|児童発達支援士とは

TwitterやInstagramでも投稿が見られる!

TwitterやInstagramでも「今勉強中です!」とか「賞状が届きました!」という投稿が見られます。私が確認した限りでは悪い口コミは一切ありませんでした。メディアの情報は良い情報しかないのは当たり前だと思いますが、個人が自由に投稿できるSNSで悪い口コミが全くないというのは結構凄いと思います。

Twitterのフォロワー数は、2022年11月時点で1400名を越えています。これだけのフォロワーがいるのは、しっかりと活動をされているからだと思いますし、実際に受講者が伸びているからでしょう。HPには2022年11月現在すでに受講者数が1万名を超えたと書いてありました。どの程度の数だと多いの?という基準がわかりませんが、このことを記載されるくらいなので伸び率は良いという事なのでしょう。

また一般社団法人 人間力認定協会が運営するInstagramはフォロワー数が5000名以上おり活発に情報更新もされていました。中でもインスタグラムで紹介されている「1分療育動画」は有益で、療育に関する情報を1分でまとめてあります。こういったものを無料で配信してくれるのはとても有難いですね。

外部リンク
人間力認定協会 公式Twitter(@ninkyou_jp)
人間力認定協会 公式Instagram(@ningenryoku_official)

児童発達支援士資格の申し込み方法は?

児童発達支援士資格に申し込みをする場合は、公認サイトから行います。この公認サイトから申し込みをすると定価の47,400円から1万円割引されますのでお得です。また発達障害コミュニケーションサポーターという資格認定もされているようで、そちらとセットで申し込むと合計金額から2万円割引になるようです!

外部リンク
発達障害児支援の人気資格|児童発達支援士公認サイト

金額も37,400円(税込)と決して高い資格ではありませんので気軽に申し込みをされてみては?と思います。書店に並ぶ発達障害についての本を購入するよりもコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

資格学習をするメリットは資格取得だけではなく、それ以上のメリットがあるのです。それは冒頭でも少し述べましたが「体系的に学べる」と言う事です。本やインターネットの情報は比較的偏った情報になりやすいです。また自分好みの情報だけを拾うことが多くなるため今の状況を抜け出そう!という場合には向かないのです。その点資格取得となれば、学びたい内容もそうじゃない部分もすべて読まなければいけません。嫌でも(笑)その結果、普段目にするところではない情報から「そういうことだったの?」と新たな発見もあるでしょう。そういうメリットが資格取得にはあるのです。そのため「資格はいらないわ」という方でも、発達障害児の支援に興味がある方であれば、オススメと言えるのです。

【まとめ】発達障害・ADHDでお悩みの方にお勧め 児童発達支援士資格とは

いかがだったでしょうか?私個人的にはお勧め度MAXと言える資格です。発達障害児の支援で苦労されている方というのはたくさんいらっしゃることでしょう。その方たちの救いになれば私としてもこの資格としても本望でしょう。

是非一度チャレンジをしてみてはいかがでしょうか?

外部リンク
発達障害コミュニケーションサポーター資格|公式サイト