【費用比較】メンタルヘルス資格取得にかかる料金一覧表

「メンタルヘルス資格を取りたいけど、いったいどのくらいお金がかかるの?」「できるだけ費用を抑えて資格を取得したいけど、どの資格がコスパがいいの?」

そんな疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか?メンタルヘルス資格は種類が豊富で、それぞれ費用も大きく異なります。しっかりと比較検討しないと、「もっと安い資格があったのに…」と後悔してしまうかもしれません。

この記事では、主要なメンタルヘルス資格の費用を詳しく比較し、コスパ最高の資格取得方法まで解説します。限られた予算の中で、最大限の効果を得られる資格選びの参考にしてください!

メンタルヘルス資格の費用相場

まず最初に、メンタルヘルス資格全体の費用相場を把握しておきましょう。資格によって費用は大きく異なりますが、おおまかな傾向を知っておくと選択の参考になることがあります。

費用帯別の資格分類

【低費用帯】1万円~3万円

  • メンタルヘルス・マネジメント検定
  • ケアストレスカウンセラー
  • 一部の民間検定資格

【中費用帯】3万円~8万円

  • メンタル心理カウンセラー
  • メンタルケア心理士®
  • 心理カウンセラー(各種民間資格)

【高費用帯】8万円~20万円

  • 産業カウンセラー
  • EAPメンタルヘルスカウンセラー
  • 一部の上位資格

【超高費用帯】20万円以上

  • 臨床心理士養成課程
  • 公認心理師養成課程
  • 大学院での専門教育

費用の内訳を理解しよう

メンタルヘルス資格の取得にかかる費用は、大きく分けて以下の要素で構成されています:

  1. 受験料・認定料 資格試験を受けるための基本費用です。これは必ず発生する費用です。
  2. 教材費 テキスト、問題集、DVDなどの学習教材にかかる費用です。
  3. 講座受講料 通信講座や通学講座を利用する場合の受講料です。
  4. 更新料・継続教育費 資格によっては定期的な更新や継続教育が必要な場合があります。
  5. 交通費・宿泊費 試験会場が遠方の場合や、実技試験で会場に出向く必要がある場合の費用です。

主要資格別費用一覧表

それでは、主要なメンタルヘルス資格の費用を詳しく見ていきましょう。2025年現在の最新情報をもとに、わかりやすく表にまとめました。

H3:主要メンタルヘルス資格費用一覧表

資格名認定団体・種別受験料/講座費用教材費総額目安更新料難易度
心理カウンセラー基礎講座各種オンラインスクール10,000円~30,000円込み10,000円~30,000円なし★☆☆☆☆
メンタルヘルス基礎検定各種検定サイト5,000円~15,000円込み5,000円~15,000円なし★☆☆☆☆
ストレスチェック実施者養成研修各種団体20,000円~50,000円込み20,000円~50,000円なし★★☆☆☆
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種大阪商工会議所5,280円2,000円~7,280円~なし★☆☆☆☆
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種大阪商工会議所7,480円3,000円~10,480円~なし★★☆☆☆
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種大阪商工会議所11,550円4,000円~15,550円~なし★★★☆☆
ケアストレスカウンセラー(独学)職業技能振興会10,000円2,640円12,640円なし★★☆☆☆
ケアストレスカウンセラー(通信講座)職業技能振興会36,000円~込み36,000円~なし★★☆☆☆
メンタル心理カウンセラーJADP認定39,600円~込み45,200円なし★★☆☆☆
メンタルケア心理士®メンタルケア学術学会62,000円~込み75,300円なし★★★☆☆
心理カウンセリングスペシャリストSARAスクール59,800円込み59,800円なし★★☆☆☆
EAPメンタルヘルスカウンセラーEAP協会165,000円込み165,000円10,000円/2年★★★★☆
産業カウンセラー日本産業カウンセラー協会352,000円33,000円392,000円62,300円/5年★★★★☆
精神保健福祉士国家資格200万円~16,400円200万円~なし★★★★★
臨床心理士指定大学院卒業300万円~30,000円300万円~更新あり★★★★★
公認心理師大学+大学院500万円~28,700円500万円~なし★★★★★
心理カウンセラー基礎講座各種オンラインスクール10,000円~30,000円込み10,000円~30,000円なし★☆☆☆☆
メンタルヘルス基礎検定各種検定サイト5,000円~15,000円込み5,000円~15,000円なし★☆☆☆☆
ストレスチェック実施者養成研修各種団体20,000円~50,000円込み20,000円~50,000円なし★★☆☆☆

※2025年6月現在の料金。申込システム利用手数料(495円)等が別途必要な場合があります。

 

費用を抑える5つの方法

メンタルヘルス資格の取得費用を抑えるための具体的な方法をご紹介します。これらの方法を活用すれば、かなりの費用削減が可能です!

方法1:独学で取得可能な資格を選ぶ

最も効果的な費用削減方法は、独学で取得可能な資格を選ぶことです。特にメンタルヘルス・マネジメント検定は独学でも十分合格可能で、費用を大幅に抑えることができます。

独学におすすめの資格:

  • メンタルヘルス・マネジメント検定(全種)
  • ケアストレスカウンセラー(市販教材あり)
  • 一部の検定系資格

費用削減効果:通信講座費用(3~8万円)→教材費のみ(3~8千円) 約90%の費用削減が可能!

方法2:キャンペーン・早期申込割引を活用する

多くの通信講座では、定期的にキャンペーンや早期申込割引を実施しています。タイミングを見計らって申し込むことで、10~30%程度の費用削減が可能です。

よくあるキャンペーン:

  • 早期申込割引(10~20%OFF)
  • 季節限定キャンペーン(春・秋など)
  • 複数資格同時申込割引
  • 紹介割引
  • 学生割引

お得情報をキャッチする方法:

  • 各スクールのメルマガ登録
  • SNSアカウントのフォロー
  • 資料請求時の情報収集

 ※中古教材などは資格によっては使用が推奨されていないため、今回紹介していません

方法3:段階的に資格を取得する

いきなり高額な資格に挑戦するのではなく、段階的に資格を取得していくことで、リスクを抑えながら着実にスキルアップできます。

おすすめの段階的取得プラン:

ステップ1:基礎資格(1~3万円) メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種から始めて、基礎知識と学習習慣を身につける

ステップ2:中級資格(3~8万円) メンタル心理カウンセラーやメンタルケア心理士®で専門性を高める

ステップ3:上級資格(8万円以上) 産業カウンセラーなどの実践的な資格で専門家レベルを目指す

この方法なら、各段階で費用対効果を検証しながら進めることができますね。

方法4:企業の資格取得支援制度を活用する

お勤めの会社に資格取得支援制度がある場合は、積極的に活用しましょう。企業によっては受験料や教材費を全額負担してくれる場合もあります。

一般的な支援制度:

  • 受験料の全額または一部負担
  • 合格時の報奨金支給
  • 勉強時間の業務時間内確保
  • 教材費の補助

支援制度の確認方法:

  • 人事部への問い合わせ
  • 社内イントラネットの確認
  • 就業規則の資格取得支援項目チェック

教育訓練給付金とは

厚生労働省の教育訓練給付制度を活用すれば、受講費用の20%(最大10万円)が支給されます。専門実践教育訓練給付金の場合は、受講費用の50~70%が支給されます。対象となるメンタルヘルス関連の一部対象講座をご紹介します。

一般教育訓練給付金対象

  • メンタルケア心理士総合講座
  • 心理カウンセリングコース
  • メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験合格指導講座Ⅱ種ラインケアコースなど

専門実践教育訓練給付金対象

より高額な講座の場合、専門実践教育訓練給付金が利用でき、受講費用の50~70%が支給されます。

  • 臨床心理士指定大学院
  • 公認心理師対応大学院

 ※対象講座は変更されることがありますので、教育訓練講座検索システムを利用して最新の情報を得るようにしましょう

給付制度活用の注意点

受給条件:

  • 雇用保険の被保険者期間が通算3年以上(初回は1年以上)
  • 在職中または離職後1年以内
  • 前回の給付から3年経過している

申請手順:

  1. ハローワークで事前相談
  2. 対象講座の確認
  3. 受講開始
  4. 修了後にハローワークで申請

詳細は最寄りのハローワークでご確認ください。

コスパ重視のおすすめ資格TOP3

費用対効果を重視して、特におすすめのメンタルヘルス資格を3つご紹介します。「できるだけ費用を抑えて、実用的な資格を取りたい」という方にぴったりです!

第1位:メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種

総費用:約1万1千円(独学の場合) コスパ度:★★★★★

おすすめ理由:

  • 独学でも合格可能
  • 職場でのメンタルヘルス管理に直結
  • 受験機会が年2回と多い
  • 履歴書に堂々と書ける

活用場面:

  • 人事・総務部門での専門性アピール
  • 管理職としてのスキル証明
  • 転職時の差別化要素

まさに「安くて実用的」の代表格ですね!

第2位:メンタル心理カウンセラー

総費用:約2万円(※) コスパ度:★★★★☆

おすすめ理由:

  • 心理学の基礎から実践まで幅広く学べる
  • 在宅受験が可能
  • 副業やボランティアに活用しやすい
  • 知名度が高く、信頼性がある
  • 家族のメンタルケアにも活用できる

活用場面:

  • カウンセリング業務の基盤づくり
  • 教育・保育現場でのスキルアップ
  • 家庭でのメンタルケア

中程度の投資で実践的なスキルが身につく、バランスの良い資格です。

※キャンペーンで割引がされている価格となります

第3位:メンタルヘルス支援士

総費用:約3万5千円 コスパ度:★★★★☆

おすすめ理由:

  • 発達障害・精神疾患支援に特化した最新資格
  • 実践的なサポート技術を習得
  • オンライン完結で取得しやすい
  • 成長分野での専門性をアピールできる

活用場面:

  • 発達障害支援施設でのスキルアップ
  • 教育現場での特別支援
  • 家族の発達障害・精神疾患サポート
  • 福祉関連の転職・就職

発達障害・精神疾患支援の専門性を身につけたい方に特におすすめです!

費用対効果を最大化するコツ

最後に、メンタルヘルス資格の費用対効果を最大化するためのコツをお伝えします。

目的を明確にしてから選択する

資格取得の目的を明確にすることで、最適な資格選択ができ、結果的に費用対効果が向上します。職場で活用したい、副業や転職目的、発達障害や精神疾患で悩んでいる方の支援など様々な目的にあった資格を選択していきましょう。

複数資格の戦略的取得

関連性の高い複数の資格を計画的に取得することで、相乗効果を得ることができます。1つの資格では学びきれない場合でも、複数の資格を取得することでより理解を深めることができます。基礎となるもの、応用編となるもの、精神疾患だけではなく発達障害への知識も深めるものなどがあります。

取得後の活用を具体的に計画する

資格取得前に、具体的な活用方法を計画しておきましょう。資格を取得することで金銭面でのメリトを得るだけではなく、金銭面以外のメリットがある場合もあります。活用方法を明確にすることで、資格を学ぶ時のモチベーションにもつながりますので、ぜひ計画してみましょう。

収入につながる活用例:

  • 資格手当:月5千円~2万円
  • 副業収入:月1万円~10万円
  • 転職での年収アップ:年20万円~100万円
  • 独立開業:年収200万円~

非金銭的な効果:

  • 家族関係の改善
  • 職場での信頼向上
  • 自己肯定感の向上
  • 新たな人脈の構築

継続学習でさらなる価値向上

資格取得後も継続的に学習することで、投資価値を長期間にわたって維持・向上させることができます。

継続学習の方法:

  • 関連書籍の読書
  • セミナー・研修会への参加
  • 上位資格への挑戦
  • 実践活動への参加

継続学習の効果:

  • 専門性の向上
  • 人脈の拡大
  • 新たな機会の発見
  • 長期的な収入向上

【まとめ】自分の予算にあったメンタルヘルス資格を取得しよう

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。メンタルヘルス資格の費用について、かなり詳しく理解していただけたのではないでしょうか?

重要なポイントをもう一度まとめると:

資格による費用差は大きい(6千円~数百万円) ✅ 独学なら大幅な費用削減が可能(最大90%削減) ✅ 給付金制度の活用で実質負担を軽減(20~70%給付) ✅ 目的に合った資格選択で費用対効果アップ段階的取得でリスクを抑えながらスキルアップ

大切なのは、自分の目的と予算に合った資格を選ぶことです。高い資格が必ずしも良いわけではありませんし、安い資格でも十分な効果を得ることができます。

「予算は限られているけど、メンタルヘルスの知識を身につけたい」という方は、まずはメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種から始めてみることをおすすめします。約6千円という手頃な費用で、確実にスキルアップできますよ!

一方で、「しっかりと投資して本格的な資格を取りたい」という方は、メンタル心理カウンセラーやメンタルケア心理士®などの中級資格が良いでしょう。

どの資格を選ぶにしても、その知識は必ずあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりの資格を見つけてください!

頑張るあなたを心から応援しています!

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