学生がプログラミング学習をするならWEBクリエイター能力認定試験がお勧め

プログラミングの資格を取るという概念はあまり持っていない方が多いでしょう。確かにプログラミングに関しては、資格として持っていることよりも、実際にどれだけの物を作れるのかという実践経験の方が重要視されるものです。

そのため経験者だったり、たくさんのオリジナルWEBサイトを持っている人の方が、重宝される傾向にあります。

しかし、プログラミング初心者である学生(中学生・高校生)にとっては、資格取得を通じてWEBページ作成のいろはを知ることはとても重要です。その理由について詳しく改正していきます。

学生がプログラミング学習をするならWEBクリエイター能力認定試験がお勧め

WEBクリエイター能力認定試験とはどのような資格?

WEBクリエイター能力認定試験という資格をご存じでしょうか?あまり知らない方も多いかもしれませんので、基本的な情報をまず初めに紹介します。

WEBクリエイター能力認定試験とは、サーティファイという団体が認定している資格となります。サーティファイはジュニアプログラミング検定というものを扱っていたり、イラストレーターやフォトショップの資格も扱うなど、認定資格は数多くあります。

そのサーティファイ認定のWEBクリエイター能力認定試験とは、WEBページ作成をする際に必要となる知識(HTML/CSS)スキルを認定する資格です。レベルは2つに分かれており、スタンダートレベルとエキスパートレベルに分かれます。どちらも実戦形式での試験形態となっているため、机上の空論で終わることはありません。しっかりとした実践スキルを身につけられるはずです。

こちらはHTML5に対応しているため、最近のWEBページにも十分対応が出来るようになっています。レイアウト構成の際よく利用する「display:flex」も当然出てきます。またスマホ対応のための、レスポンシブ対応についても学んでいきますので、エキスパートレベルまで取得することが出来れば、よく見るWEBページは十分に作成できるでしょう。

>>WEBクリエイター能力認定試験の公式サイト

なぜ学生にWEBクリエイター能力認定試験がおすすめなの?

それは、プログラミング学習を一度体系的に学ぶ必要があるからです。プログラミング教室で学ぶ場合は、自然とそれが出来るのですが、独学でプログラミングを学ぶとなると、つぎはぎの知識になってしまうことが多々あります。

自分の勉強したいところだけ、ちょこっとやって、他の部分をまたちょこっとやって。これでは効率が悪いですし、根本的な理解が出来ません。

プログラミング言語は入れ替わりが激しく、数年でルールが変わったり、記述が変わったりすることがあります。その際、根本的な理解が出来ていれば対応できますが、表面的な理解だと、致命的となり、また1から学習をする羽目になります。

そういった意味でも、特に学生は体系的な学習が約束されている「資格」を通じて学ぶべきなのです。なぜこのことを言い切れるかと言いますと、私自身が教育業界で12年間身を置いており、あっという間にスキルアップする人、いつまでもスキルアップしない人が分かれます。その時のひとつの指標が、「体系的に学んでいるか」なのです。

資格の難易度は?合格率は?

とても簡単です!とはいいがたい部分はありますが、30時間から40時間程度の学習時間で取得できるという統計が公式サイトに出ています。実は私自身も取得したことがあるのと、身近な人間で取得した人間もいるのでその実体験からお伝えしますと、20時間前後で合格ラインに到達することは十分可能でした。

ほぼド素人の私でも20時間程度。同じく初心者だった友人も25時間程度でした。そのため、1か月ほどまじめに勉強すれば十分に取得することが出来る資格と言えます。

公式サイトには、WEBクリエイター能力認定試験の統計情報として以下のように書かれていました。

累計受験者数:18,513名(2019年3月31日)

合格率:89.9%(2018年度平均合格率)

およそ90%の方が合格しているようです。これはかなり高い数字です。そのため比較的チャレンジしやすい資格と言えるでしょう。

WEBクリエイター能力認定試験は履歴書に書ける資格?

はい、間違いなく記載することが出来ます。そのため高校受験や大学受験、就職時に役に立つでしょう。書き方は、

  • WEBクリエイター能力認定試験 スタンダード 取得
  • WEBクリエイター能力認定試験 エキスパート 取得

とそれぞれ書くことが出来ます。資格欄は、少ないより多いほうがいい。ですね。

こちらの公式サイトに、合格者の声が上がっており、メリットをより強く感じられると思います。

>>小学生・中学生・高校生にはプログラミング学習が必須な4つの理由

WEBクリエイター能力認定試験のおすすめ勉強方法は?

この資格の勉強方法としては、FOM本と言われる本を購入し履修するのが一番効率的だと思われます。しかし、プログラミング(HTML/CSS)学習をするのが、本当に始めてだという方には、少し難しく感じるかもしれませんので、Progateで基本コースを学んでから履修したほうがイメージはグッと掴みやすくなると思います。過去にProgateについては記事を書いてありますので、こちらを参考にされてください。

>>HTML/CSSを習得するための効果的な学習方法

Progateでプログラミングの概要が理解出来たら、FOM本を購入しスタンダードレベルから学習をして受験してみましょう。

この資格はいきなりエキスパートレベルから受験することも出来ますので、どちらを受験するかは自由です。ただ、エキスパートレベルから取得する場合でも、スタンダードレベルのFOM本を購入し学習はしたほうがいいでしょう。スタンダードは受験せず学習だけ進めて、理解できたと判断したらエキスパートレベルの履修、そして受験でもいいと思います。

WEBクリエイター能力認定試験の資格取得した後は?

その後は、実践練習という形となり、ドットインストールでの学習、写経コーディング、模写コーディング、オリジナルページ作成と進んでいくと良いでしょう。

全体的なイメージとしては、

Progate

WEBクリエイター能力認定試験

ドットインストール

写経コーディング

模写コーディング

オリジナルページ作成

このようになります。中学生・高校生であれば十分に独学でスキルを高めていくことが可能ですが、学習の習慣化という観点から見ると自宅学習のみでは、継続が難しいと感じることもあるでしょう。その場合は、近くのプログラミング教室を探してみてください。

>>HTML/CSS模写コーディングにお勧めのサイト5選