注意欠陥多動性障害(ADHD)のセルフ診断チェックリスト

注意欠陥多動性障害(ADHD)は7歳までに発症するというのが一つの特徴となっています。落ち着きがなく、学校でも座っていられないなどの問題が発生しています。我が子がもしかしたら注意欠陥多動性障害(ADHD)ではないか?と不安に感じている方、一度セルフチェックをしてみてはいかがでしょうか?

注意欠陥多動性障害(ADHD)のセルフ診断チェックリスト

通常、注意欠陥多動性障害(ADHD)は7歳までに症状が確認されます。おもな症状としては、集中困難、過活動、不注意などが一生にわたって継続するといわれています。過活動が顕著ではない、女の子(女性)に多く見られる、不注意優勢型の場合には、周囲が気付かない場合も多いです。それも辛いものでうs。診断に意味があるとは思っていませんが、診断が下ることで肩の荷がすっとおりるということもあるでしょうから。

では注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断はどのようにされるのでしょうか。

今回は米国精神医学会の診断基準(DSM-5)による診断基準を紹介します。

次にあげる症状のうち6つ以上が6か月以上続いたことがあり、その程度は不適応的で発達の水準に相応しないものとなります。あくまでセルフチェックという形ですが、お子様の現状を照らし合わせてみてください。【不注意面】と【多動性】【衝動性】の2つに分かれており、それぞれで6つ以上6か月が当てはまるかどうかがポイントになります。

【不注意面】

(a)学業、仕事、またはその他の活動において、しばしば綿密に注意することが出来ない、または不注意な過ちをおかす

(b)課題又は遊びの活動で注意を持続することがしばしば困難である

(c)直接話しかけられた時にしばしば聞いていないように見える

(d)しばしば指示に従えず、学業、幼児、または職場での義務をやり遂げることが出来ない

(e)課題や活動を順序だてることがしばしば困難である

(f)精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う

(g)課題や活動に必要なものをしばしばなくす

(h)しばしば外からの刺激によって容易に注意をそらされる

(i)しばしば毎日の活動を忘れてしまう

 

DSM-Ⅳ精神疾患の分類と診断の手引き 高橋三郎ほか

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では、次に【多動性】【衝動性】を見ていきましょう。こちらも6つ以上あてはまり6か月以上の継続が見られるかどうか(先ほどと同じ基準)でチェックしましょう。

【多動性】

(a)しばしば手足をそわそわと動かし、または椅子の上でもじもじする

(b)しばしば教室や、そのた、座っていることを要求される状況で席を離れる

(c)しばしば、不適切な状況で、余計に走り回ったり高い所へ登ったりする

(d)しばしば静かに遊んだり余暇活動につくことができない

(e)しばしば”じっとしていない”または、まるで”エンジンで動かされるように”行動する

(f)しばしばしゃべりすぎる

 

【衝動性】

(g)しばしば質問が終わる前にだしぬけに答え始めてしまう

(h)しばしば順番を待つことが困難である

(i)しばしば他人を妨害し、邪魔する

DSM-Ⅳ精神疾患の分類と診断の手引き 高橋三郎ほか

いかがだったでしょうか?細かな診断項目はもう少しあるのですが、今回はセルフチェックということでこの程度にしておきます。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の中にも、種類が3種類あるので、それに照らし合わせてみましょう。

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●混合型
【不注意面】【多動性+衝動性】の両方で、6つ以上チェックがついた方

●不注意優勢型
【不注意面】のみ6つ以上チェックがついた方

●注意欠陥
【多動性+衝動性】のみ6つ以上チェックがついた方

このようになります。このチェックをひとつの参考にしていただき、心配であれば病院で受診されることをお勧めします。注意欠陥多動性障害(ADHD)をはじめとする発達障害かもしれない、、、、こう思っている時、一番保護者としてはつらいものです。病院に行って、レッテルが貼られることにも当然抵抗がある。ただだからといって、このままの生活を続けていくと、自分が変になってしまいそう。この狭間で苦しまれる方が多いので、自分のメンタルをキープするためにも、一度病院に行ってみましょう。

発達障害と診断が下ったからと言って、昨日までと何かが変わるわけではありません。その子の特性が明確になったともいえるため、対応はしやすくなるかもしれません。「普通」という実体のないものを追い求めると辛くなります。

普通などどこにも存在せず、十人十色だと理解しましょう。

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注意欠陥多動性障害(ADHD)以外の発達障害について

DSM-5では発達障害を7つの分類に分けております。複数の発達障害を併発している場合もあるため、発達障害全体を把握して、そこから自分の子供の特性を見るのが良いでしょう。

発達障害の種類や特性については、下記の記事を参考にしてください。

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我が子が発達障害だと分かった時に取るべき行動

私は第一に正しい知識を習得することが最も重要だと繰り返し述べてきています。というのも我が子が発達障害と分かったら、普通は落ち込み精神が錯乱してしまうことでしょう。そういう時に目に入ってくる情報は暗い情報ばかりで、発達障害児が大人になった時にひきこもりになるだとか、5080問題だとか。保護者の皆様がこういう精神状態になっている時は何をやっても絶対にうまくいきません。子育ても焦り、イライラなどで平常心が保てなくなり、ご夫婦の関係が悪化するといった話もよく耳にします。

しかし、いいですか。発達障害だと分かったとしてもそれでご家族の形が崩れ、子供に悪影響が出ることの方がよっぽど悲惨な事です。お子様の自己肯定感を高めていくためにも絶対に避けなければならない事態だと言えます。

そこで必要になるのが正しい理解です。不安を掻き立てるような情報ではなく、発達障害に対する正しい理解を深めていくことが重要です。方法論はいくつかあります。

  1. インターネットで調べる
  2. 本を買って調べる
  3. 発達障害のコミュティに参加して情報を得る
  4. 発達障害支援関係の資格を取る

私がお勧めするのは③と④です。これら2つで「リアリティのある情報」「体系的にまとめられた正しい情報」を得ることが出来ます。

TwitterやFacebookでコミュニティに参加する

コミュニティに参加することのメリットはやはり「リアリティのある情報」を収集できること。そして当事者同士の質疑応答が気軽に出来る点ではないでしょうか。TwitterやFacebookといったSNSでそういったコミュニティを形成していることも多いので、そちらをのぞいてみるのもオススメです。ただそのまま商売に繋げられてしまうことも無きにしも非ず。そういったコミュニティには入らぬよう最初は他の方のやりとりを見るだけにして、安心できるような場所であれば参加するようにしましょう。

発達障害支援関連の資格を取得する

資格を取得するとはちょっと意外かもしれません。しかし、私はとても大切なことだと思っています。なぜインターネットの情報や書籍ではないのか。それは「より体系的にまとめられ、裏打ちされた情報をえるべき」だと考えているからです。インターネットの情報は断片的で言い方をきつくすると「都合の良い情報」が羅列されていることが多いです。さらに出所がわからないことが多い。私の場合はLACcorporationという看板をプロフィールで書いているので、ある意味変なことは書けないわけです。ただそうじゃない個人の方も多数いらっしゃいます。そのような情報に惑わされることを避けたいため、資格の方がよいと思っています。

それに比べれば書籍はまだよいでしょう。しかし書籍も一人の個人が気軽に出版できる時代になりました。極端に言えば1週間あれば皆さんでもAmazonで出版できるんですよ。知ってました?少し驚きではなりませんか?しかも在庫を持たない形で出版が可能なので、多くの人が自分の肩書のためにAmazonで出版していたりします。こうなってくると、どれが良い本でどれが悪い本なのかは判断が難しくなります。

しかし、資格であればどうでしょう。個人で気軽に作ることは基本的には出来ないでしょう。企業や社団法人などが認定をしているはずです。そして資格として世に出すくらいですから、根拠が必ずあります。そういった点で私は資格取得(資格を通じて学ぶ)ことをお勧めしているのです。

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外部リンク
発達障害児支援の人気資格|児童発達支援士公式サイト

【まとめ】注意欠陥多動性障害(ADHD)のセルフ診断チェックリスト

ここで紹介しているセルフ診断チェックリストはあくまで参考程度にとどめてくださいね。セルフチェックには限界があります。もともと人間の脳には成長速度に差があるものです。特に12歳まではその差が激しいため、ADHDの特性が出ているからと言って、安易に判断することは出来ません。

発達障害とレッテルを貼ることは良いことではありません。保護者の中で発達障害と理解し、適切なアプローチ方法を学ぶことは重要ですが、子供が早いうちから「自分は発達障害なんだ」という認識を強めることにメリットは何一つないと言ってよいでしょう。

子育てや教育は、アプローチの方法が本当に重要です。病気を知る、障害を知るだけに留めずアプローチ方法まで会得しましょう。そうすればきっと発達障害児も能力が開花し、将来自立した立派な成人になることが出来るでしょう。